導入事例

HOPEの会 様

「HOPEの会」は、薬害被害に遭った人をケアするボランティア団体だ。全国から薬害被害の相談が届く同団体は、サイボウズLiveを活用し、論文や専門情報をメンバー同士で共有。相談者の副作用の克服に努めている。

「薬害被害をなくし、副作用の克服を」――全国規模のボランティア団体で意思疎通が図れる理由
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ボランティアの会「HOPE」の黒澤さん
ボランティアの会「HOPE」 黒澤 正樹 様

薬害被害をなくし、副作用で苦しむ人を元気に

サイボウズLiveを利用中の活動について、ご紹介ください。

「HOPEの会」は、精神科で処方された向精神薬によって薬害被害者となってしまった方を救済するボランティア団体です。 薬害治療に対して正しい情報を発信し、薬の服用を徐々に減らすことで、副作用に悩む人のケアをしています。

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「HOPE」ホームページより

薬害被害とは、どのようなものなのでしょうか?

うつ病と診断された患者が、不必要な薬の処方によって薬物依存状態になることです。副作用により症状が悪化したり、致死量の薬の処方が原因で亡くなってしまうこともあります。

世界では、被害者が犯罪行動を起こしたり、自殺をしてしまうケースが報告されています。そのため各国では、薬物販売の中止や、18歳未満への処方の禁止といった対応が進んでいます。

Benzodiazepines

抗不安薬や睡眠薬として多く使われるベンゾジアゼピン系薬剤を長期に服用した場合の、
副作用や薬物依存の症状や、減薬するための手順などを記した「アシュトンマニュアル」は
日本語を含めた10カ国語に翻訳されている。

【参考】
 ▼Benzodiazepines: How They Work & How to Withdraw, Prof C H Ashton DM, FRCP, 2002
 ▼アシュトンマニュアル日本語版(PDF)
日本では、どのような対応が進んでいるのでしょうか?

日本は海外とはまったく逆で、「うつ病は治るので病院に行きましょう」という手ほどきを受けることが多いのです。そして病院での治療のほとんどは薬物治療で、過剰投与により薬物被害を受ける患者が増えているのです。 われわれは日本での薬害被害を少しでもなくすために活動を続けています。

ボランティアの会「HOPE」では、薬害被害に遭われた方に対してどのような活動をされているのでしょうか?

HOPEには、薬による副作用の問い合わせが届きます。家族問題、会社でのパワーハラスメント、借金や会社の倒産など、病気の要因に関するご相談に対応しています。

今後は、被害の当事者として他団体のセミナーで講演を実施したり、今後は薬の副作用で困っている被害者で集まってグループセラピーを行ったりする予定です。

現在、HOPEの会はどのようなメンバーで運営されているのでしょうか?

HOPEは主催者が会員を募って運営する形態ではなく、参加者全員が「アソシエイツ(仲間)」として活動しています。アソシエイツとは「向精神薬を服用したため、副作用や離脱症状に苦しんでいる本人または家族」を指し、現在300人程度です。

アソシエイツは、HOPEの設立メンバーである「シニア・アドバイザー」のブログやTwitter、Webサイトに自由にアクセスし、情報収集や意見交換をすることができます。質問内容によっては、アソシエイツがジュニア・アドバイザーの立場となり、助言をします。

シニア・アドバイザーは週に100~150件の質問や相談を受けます。電話やメールで回答をしたり、場合によっては直接お会いして話を聞いたりしているのです。

論文や専門資料を迷わず共有、全国会員の活動が一目で分かる

サイボウズLiveをどのように使っていますか?

会員スタッフが全国に点在するのでサイボウズLiveを使い、活動状況を管理するようにしています。

「掲示板」や「共有フォルダ」を使って、世界中の論文や厚生労働省が発信する薬の危険性を訴えた資料、被害者の問い合わせ資料を共有しています。薬の危険性を熟知している病院の情報もシェアしています。

ファイル共有
サイボウズLiveの導入前は、どのようにしてチームメンバーと情報共有をしていましたか?

メールで対応していましたが、情報が整理されない点が不便でした。SNSも併用していたのですが、特にスケジュール管理やファイル共有がやりにくかったです。

特に使っている機能はなんでしょうか?

スタッフのスケジュール管理に、グループイベントを使っています。メンバーが弁護士やマスコミなどの協力者にお会いするときの予定表を、全員で共有しています。

共有フォルダは、論文動画や活動の資料共有などを共有しています。メンバーのタスク状況は、ToDoリストを使って把握しています。

予定表
サイボウズLiveの導入で、仕事や生活はどう変わりましたか?

1回の情報発信で全メンバーにデータを共有できるため、状況把握が楽になりました。一度の操作でほかの人のタスクをメンバーが把握できるので、活動がスムーズに進みます。

HOPEの会のメンバーは全国に住んでいるため、よく電話で話し合いをします。電話をしながらサイボウズLiveの画面を見て打ち合わせができるようになり、議論がしやすくなりました。 サイボウズLiveを使うことで、全国のメンバーが身近に感じられるようになりましたね。

ToDoリスト
最後に一言お願いします。

私はかつてシステムエンジニアをしており、社内イントラとしてサイボウズLiveのようなシステムを開発していたことがあります。

その経験から見ても、サイボウズLiveが無料で提供されていることにびっくりです。チームの情報共有に大変便利なので、ボランティア団体で活用が進めばいいと思います。

ありがとうございました。
(2012/12/12)
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