導入事例

NPO法人 ユニバーサル・サウンドデザイン 様

ユニバーサル・サウンドデザインは耳の不自由な人が暮らしやすい環境を作るNPO法人だ。集まるメンバーは本業を持ち、NPO活動を”兼業”する。全国に散らばる仲間が無料コラボレーションツール「サイボウズLive」で絆を深めていった。その取り組みに迫る。

耳の不自由な人が暮らしやすい環境を作るユニバーサル・サウンドデザイン、オンラインで"兼業"NPOの絆を深める
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中石 真一路さん
NPO法人 ユニバーサル・サウンドデザイン 中石真一路 様

「聞こえ」の理解を広め、難聴者が過ごしやすい環境を

サイボウズLiveを利用中の活動について、ご紹介ください。

ユニバーサル・サウンドデザインは、難聴や中途失聴になってしまった人に、少しでも聞こえやすく、過ごしやすい生活環境を作っていくNPO法人です。 「聞こえることに大切さ」を伝え、講演や音楽鑑賞を楽しんでもらえるよう、音声技術などを駆使して、音のユニバーサルデザイン化を進めています。

なぜ、このような活動を進めていらっしゃるのでしょうか?
ユニバーサル・サウンドデザインの活動概要

「突然耳が聞こえにくくなる」突発性難聴は、日本では年間3万5000人もの人が発症しています。そのうち2万3000人が完治せずに難聴者となっているのです。

耳が聞こえにくくなるとコミュニケーションや情報収集が難しくなり、日常生活に支障をきたすようになります。ですが、「聴力が衰える」ことに対する理解は、まだ進んでいないのが実情です。

ユニバーサル・サウンドデザインは、この問題を解決するために活動しています。「聞こえ」に対する理解を広め、難聴者に対して配慮ができる社会を作っていきたいのです。

活動内容として、どのようなイベントや講演会を実施しているのでしょうか?

現在、東京都と千葉県 松戸市、福岡市を中心に、「声と音のバリアフリー」を進めています。 最近は、バスケットボールを通じて聴覚障害を持つ人と人のつながりを描くDVD「Give and Go 」の上映会を開きました。森 英人監督さんのトークショーを交え、聴覚障害をご理解いただく活動です。

お店のチラシやパンフレットにFAX番号やメールアドレスの掲載をお願いする活動も進めています。商店街やボランティアの人と一緒に、耳が不自由な人が暮らしやすい松戸市を作っていきたいですね。

音の秘密が学べる

ユニバーサル・サウンドデザインが開催した「音の秘密が学べる 親と子の手作りスピーカー教室」。
塩ビ管を使ったスピーカー作りを通じて、子どもたちに音に関心を持ってもらえるようにした

”兼業NPO“のメンバーがきずなを強めるために

ユニバーサル・サウンドデザインの運営メンバーはどんな人なのでしょうか。

当団体のメンバーはみんな兼業で参加しています。理事は、Webプロデューサー、デザイナー、絵本作家、システムエンジニアで構成されており、ITを使いこなすNPOとして活動しています。

そこでサイボウズLiveをお選びいただいたのですね。情報共有に課題を感じていたのでしょうか。

そうです。月1回 役員会があるのですが、メンバーの居住地が全国に散らばっているため、全員が集まる時間がなかなかできませんでした。 タスク管理も課題でしたね。メンバー同士で担当の仕事をフォローができていませんでした。プロジェクト管理ツールの導入も考えたのですが、寄付や助成金としていただいた大切なお金を運用管理費に回すべきか迷っていました。

こうした中、無料で使えるコラボレーションツール「サイボウズLive」に出会いました。タスク管理を含むチームの情報共有ができると分かり、使ってみたのです。

実際に使ってみて、効果はありましたか?

サイボウズLiveのToDoリストを使うことで、各自のタスクの進ちょくをチーム全員が把握できるようになりました。掲示板をカテゴリー分けして、テーマに基づいた資料も添付できるようになり、きめ細やかな情報共有につながっています。

全国に散らばるメンバーが、「いつも、みんなが側にいる」という感覚を持って、NPO活動に取り組めるようになったのは驚きでした。

ユニバーサル・サウンドデザインのグループトップ

ユニバーサル・サウンドデザインが使っているサイボウズLiveのグループトップ画面

これまでの情報共有では、このメリットは感じられなかったのでしょうか?

以前はメーリングリストを使っていたのですが、タスクもれや情報の見落としがよくありました。 なるべく効率よく、少ない頻度で簡潔にコミュニケーションしようとしていたのかもしれません。例えば資料の共有は、事前に完璧に作り込んでから添付していたのですが、完成までの時間が長くなり、運用負荷が大きかったですね。

サイボウズLive導入後、それはどう変わりましたか?

資料の作り方が変わりました。100%の資料を一人で作るのではなく、ドラフト(草案)を共有し、みんなで意見を出し合って完成させるようになりました。その方が、質の高い資料になりましたね。 情報共有の仕組みを変えたことで、メンバー全員が「みんなで(プロジェクトに)参加する」という意識が持てるようになりました。活動に対する関与度も高まりました。

コミュニケーションが密になり、メンバーのきずなが深まった

その他、使っている機能はありますか?

簡単な打ち合わせができる掲示板を重宝しています。イベント講座のカリキュラムや新規企画といったテーマで、ディスカッションやブレストをしています。おかげで、アイデア出しが完了した状態で月に1度の理事会に臨めるようになりました。

理事会の時間は限られており、アイデア出しをしている時間はありません。サイボウズLiveで事前に議論ができるようになったため、理事会は議論ではなく決定をする場になりました。時間が有効活用できるようになったのです。

ユニバーサル・サウンドデザインのサイボウズLive 掲示板活用

掲示板のカテゴリー分けを活用。
ディスカッションの内容を分類して分かりやすく表示している

サイボウズLiveの導入で、仕事や生活はどう変わりましたか?

いつ、どこにいても各自のペースで情報を共有できるため、これまでよりもチームのつながりが密になりました。 われわれは企業ではありません。運営メンバーは別の場所で本業の仕事をしています。毎日顔を合わせる機会がなく、コミュニケーションの総量は少なくなりがちです。 これをサイボウズLiveが補ってくれたんです。ToDoリストへの返信やコメントへの「いいね!」の付与などにより、全員で一人一人の書き込みや意見をフォローできるようになりました。

コミュニケーションが増えると、メンバー同士のつながりが強くなります。結果として、ユニバーサル・サウンドデザイン自体のきずながが強くなり、雰囲気が本当に良くなりましたね。

NPO運営にとって、メンバー同士のコミュニケーションがとても重要なのですね。

さまざまなメンバーが集まり、なかなか顔を合わせられないNPOも多いのではないでしょうか。NPOがプロジェクトを成功させるには、メンバー同士がいかに信頼してプロジェクトを進めていけるかに尽きると思います。 そうそう、サイボウズLiveは利用者ごとに「プロフィール」を登録できるじゃないですか。あれもコミュニケーションのきっかけになったんですよ。出身地や居住地、趣味が入力したプロフィールを見て、「趣味・出身地が一緒ですね」とやりとりが始まり、プロジェクト前に自然と打ち解ける場面がありました。 細かいことかもしれませんが、コミュニケーションのきっかけになるこういった機能も、信頼関係を構築していく上では重要だと思います。

最後に一言お願いします。

サイボウズLiveを知ったときは、目からウロコでした。このようなすばらしいサービスを無料で提供している御社こそ、社会貢献活動を支援する企業としてもっと評価されるべきだと思います。 サイボウズLiveは、「NPOにLive感をあたえるツール」ですね。全国のNPOの情報共有にも是非使ってほしいです。

ありがとうございました。
ミミーちゃん

ユニバーサル・サウンドデザインのマスコットキャラクター「ミミーちゃん」(右)。
松戸市で聞こえのいい環境を作るために、千葉県のマスコット「チーバくん」といっしょに活動中

(2012/10/29)
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