導入事例

コミティア漫研コミュ 様

コミティア漫研コミュは、合同誌を制作する作家が集まるグループだ。無料グループウェア「サイボウズLive」を使い、集会に参加できなかった作家をフォロー。「なかなか時間が合わず、作家ごとに個別にフィードバックができない」という課題を克服している。

合同誌の制作にサイボウズLiveを活用して作家をフォロー
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GZさん
コミティア漫研コミュ GZ様

中野マンガ・アートコートで同人誌を作るコミティア漫研コミュ

コミティア漫研コミュってどんなグループなんですか?

コミティア漫研コミュは、合同誌(同人誌)を制作する作家が集まるグループです。2012年2月に発足し、活動を続けています。より充実した環境でマンガを学び、仲間同士で作品の相談ができる「漫研」のような場所で、初めて同人誌を出す人からベテランまで、誰でも参加できます。

活動場所は、中野区の文化芸術施設「中野マンガ・アートコート」です。展示即売会「COMITIA103」に向けて各作家が短編マンガを描き、1冊の合同誌を出す活動をしています。

comitia1031

2012年2月3日に東京ビッグサイトで開催されたCOMITIA103

GZさんは、合同誌を作る作家さんなのでしょうか?

私は「まとめ役の部長」兼「描き手」をやっており、年4回ほど開かれるCOMITIAに向けて、作家を集めて同人誌を作っています。

販売会では、活動内容の展示や同人誌の頒布を行っています。現在メンバーを募集しながら第3期の活動を始めています。ちなみに第1期は27人、第2期は12人で合同誌を制作し、これまでに3冊を発行できました。

第2期の販売会

コミティア漫研コミュ 第2期の販売会

これまで作った同人誌でオススメの作品はありますか?

作品集『コミティアが漫研を始めたようです2』ですね。作家全員が8ページ漫画を描くというコンセプトで、合計9作品(各8ページ×9本)の短編マンガを収録しています。

コミティアが漫研を始めたようです2

コミティアが漫研を始めたようです2

この同人誌に収録されている作品でおすすめのストーリー、制作でこだわったポイントを教えて下さい。

その中でオススメの作品は『掃除屋の清子さん』です。〆切に追われたあるマンガ家が部屋の掃除を清子さんに依頼するんです。すると「部屋の片付けよりも先に、あなたの頭の中を片づけます」とマンガ家の頭の中に入り込み、黒歴史や〆切、忘れたいことをどんどん掃除していく……。
こんなストーリーのマンガで、結末はドキドキものですよ。

制作でこだわったポイントは、アイデアを膨らませながら、8ページ内でストーリーやキャラクターの魅力を最大限に引き出すようにしたことです。作家さんと何度もストーリーを練り直し、濃厚なマンガに仕上げられたと思っています。

「作家をフォローしきれない……」同人誌制作で直面した課題

漫研コミュのメンバーの役割や仕事について教えて下さい。

ネームや作画を担当する人が中心です。別に漫研コミュの運営スタッフもいて、基本的にメンバーには作家には作品作りに専念してもらうようにしています。今後は、メンバーの方も運営に少しずつかかわってもらいたいと思っています。

現在、運営側としてはまとめ役の部長、マンガの講義を担当する先生、編集作業を手伝うDTPスタッフなどがいます。

作家の皆さんが同人誌を作り上げるプロセスはどういったものでしょうか?

まずは作家が企画を考え、「各ページをどう見せていくか」「どうストーリーを進行させるか」といった構成を作ります。その後、絵に落とすためのネームを描きます。ここに多くの時間をかけ、個々のシーンをどう見せれば面白くなるかについて推敲を重ねます。

ネームができたら、原稿用紙に下描きとペン入れを行い、作品を完成させていきます。企画、構成、ネームの段階でみんなに相談して、ブラッシュアップしていくやり方ですね。

販売会の様子

作家同士のブラッシュアップを経てできた同人誌が並ぶ販売会

合同誌の完成までに、作家同士のやりとりが必要なのですね。GZさんやほかの作家さんは、どうやってマンガのフィードバックをしているんですか?

毎週1回、中野マンガ・アートコートに集まって制作をする際に、その場でフィードバックをします。 われわれの活動はあくまでも「漫研」ですので、作品を介したコミュニケーションが多いです。作品に足りない要素をアドバイスしたり、ほかの作家の進行度合いを見たりと、お互いを刺激しながら作品を作っていきます。

作家さん同士の会話が主なフィードバックなのですね。そこでの課題はありましたか?

集会に来る作家の人数が多いため、すべての作品をフォローしきれないこともありました。対面で伝えられなかった箇所はメールでフィードバックするのですが、やはりイラストやセリフが入った現物の作品を見ながらアドバイスする方が、伝わるんですよね。

同人誌制作において制約となるのは、作家が集まる場所、時間、距離です。ほかの合同誌制作コミュニティーも、メールやチャットで情報共有をしていると思いますが、同じように「作家にすぐにフィードバックができない」という課題を抱えているのではないでしょうか。

そこで「サイボウズLive」をお使いいただいたわけですね。

はい、制作進行の方法をしっかりと決め、集会でアドバイスを伝えられなかった作家をフォローできればと考え、「サイボウズLive」を使い始めました。 今は、作家同士の情報共有に使っていて、ネームの相談や各自の進行管理をサイボウズLive上でやっています。

作家同士の時間が合わなくても、合同誌製作が進んだ理由

特に使っている機能はなんでしょうか?

「掲示板」ですね。各メンバーに掲示板を1つずつ割り当てて、その中に作品の企画、構成、ネームなどを掲載しています。それらを別の作家が見て、アドバイスを投稿し合うという使い方ですね。

全員の進ちょくがサイボウズLiveのホーム画面に表示されるため、「誰の作品が」「今どれだけ仕上がっているか」といった情報がごちゃごちゃにならずに見渡せるので、進行管理にとても便利ですね

コミティア漫研コミュ サイボウズLiveの掲示板活用

トピック名を「【作業場】ペンネーム」と統一。各メンバーの作業スペースとして掲示板を使う

その他の用途はありますか?

メンバーが各週で何をするのかを整理するために、おおまかな予定を「グループイベント」に記載して共有しています。

また個人的には、自分だけが参加するグループを作って、アイデアを色々と書き込んでいます。思いついた時に掲示板を開くとアイデアが溜まっているので、漫画製作時に見返したりしています。

同人誌制作において、サイボウズLiveを使うことのメリットをどこに感じましたか?

週1回の集会で作品を見てアドバイスをしているのですが、週1回の開催では作業自体がなかなか進みません。社会人のメンバーが多く、それぞれが忙しいため、毎日連絡を取り合うのが難しかったんですよね。

その点、サイボウズLiveにネームやマンガの画像をアップしておけば、週1回ではなく24時間いつでもメンバーが確認して、個々にアドバイスを書き込めます。

集会の時間内に作品を発表できなかったり、参加自体ができなかったメンバーの作業をフォローできるようになりました。同人誌制作を進める上で、時間の制約を感じなくなったんです。

サイボウズLiveで作画データを共有

作画したデータを掲示板にアップロードし、コメントとともにフィードバック。
作家全員に等しくアドバイスできるようになった

最後に一言お願いします。

サイボウズLiveは、作家同士の時間がなかなか合わない合同誌製作に向いたグループウェアだと思います。具体的には、一般的なサークルの人数(20人前後)が無料で使えて、スマートフォンや携帯電話でどこからでもアクセスできる点です。掲示板に添付したマンガのデータをダウンロードせずに確認できる点など、機能的にも合同誌制作の要件を満たしています。

現在、コミティア漫研コミュの第3期の活動が始まりましたが、こちらでも引き続き使わせていただきます!

ありがとうございました。
(2012/12/13)
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